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2004年設立、累計40万検査の安心の実績。
全日本トラック協会の助成金指定検査機関です。

運輸業のSASスクリーニング検査・SAS対策はお任せください。

SASスクリーニング検査をやりっぱなしにしない。
治療の継続を徹底的に支える、片岡運輸のSAS対策

片岡運輸株式会社

大正6年創業、近畿圏を中心に輸送・倉庫・荷役を手がける総合物流会社。

 厳しい業界環境の中でも「安全第一」と法令順守・改善活動を徹底し、事故ゼロを目指して信頼を築いてこられました。

 働きやすい職場認証(一つ星)も取得されており、活気ある職場環境づくりにも積極的に取り組まれています。

 また、2022年にはSASスクリーニング検査を導入され、安全対策のさらなる強化を推進されています。

 その取り組みの背景や運用の工夫、現場の変化について詳しくお話を伺いました。

プロフィール

片岡運輸株式会社
宮木様(執行役員 人事労務部長)
垣内様(執行役員 安全統括部長)

SAS対策導入のきっかけは直前の重大事故。運輸業だからこそ、安全対策を徹底しようという強い思い。


─ SASスクリーニング検査を導入したきっかけを教えてください。


2022年の年始頃、SAS対策の導入を検討していたまさにそのタイミングで重大事故が発生したことが大きなきっかけです。SASを原因とした事故では無かったのですが、その事故の少し前から健康経営も注力し始め情報収集していたので、SASが安全対策に影響があることは知っていました。運輸業は安全の確保が何よりも最優先であり、事故をきっかけに社長からすぐにSAS対策を始めようと指示があったので、NPO法人睡眠健康研究所に相談しました。丁寧な説明を受けSASのことがよく理解できたので、迷うことなくSAS対策の導入を決めました。



─ 社長が自ら導入を指示されたとのことですが、どのような思いがあったのでしょうか。


社長は日頃から様々な情報収集を行っており、特に安全対策を重視しています。運転業務は基本的に一人で行う仕事であるため、運転中の体調や眠気の状況を周囲が常に確認できる環境ではありません。そのため、社長からは「SAS対策を徹底し、治療が必要な者は必ず治療に繋げなさい」と非常に強い言葉がありました。運輸業だからこそ、健康も含めて安全対策は徹底しようという思いが強かったです。



他社と比較せず即決。決め手は『専門機関ならではの丁寧な説明とレスポンスの速さ』


─ SASスクリーニング検査の導入にあたり、NPO法人睡眠健康研究所を選んだ理由を教えてください。


最初はSASのことが詳しくわからない状態でしたが、初めてお問合せをした際に非常に丁寧な説明を受けたことで即決しました。医療機関も頭にはあったのですが、NPO法人睡眠健康研究所は、実際にご提案を頂く中で、企業の都合を理解していて、企業側の負担の少ない運用方法を提示してくれました。実際に初めてSASスクリーニング検査を実施した時はうまくいくか不安でしたが、何かあればすぐに対応してくれたので、初めてのSAS対策でもスムーズに進めることができました。今では、実務担当者からはNPO法人睡眠健康研究所はレスポンスが早く、本当に丁寧に対応してくれて信頼しているという声ももらっています。



社内理解の決め手は、安全配慮義務を念頭に置いた、従業員への誠実な説明


─ SASスクリーニング検査の導入に際して社内の反発はありましたか。


事故の直後だったこともあり、従業員も安全対策の重要性を認識してくれていたので、スムーズに受け入れてもらえました。もちろん多少の反発もありましたが、安全統括部長から「会社には安全配慮義務があるから、未検査・未治療のままでは乗務させられない。健康や安全だけでなく、運転手の仕事を守るためにも協力してほしい」と繰り返し話をすることで理解を得ていきました。いまでも安全統括部と人事労務部でタッグを組んで、継続して思いを伝え続けています。

毎年のSASスクリーニング検査を徹底。運用効率と安全対策の両立がカギ


─ 実際の検査はどのように運用していますか。


SAS治療中を除く全員を対象に、毎年4月にSASスクリーニング検査を実施しています。途中入社も含めて一気にやることで、全員が同じタイミングで漏れなく検査を受けることができます。時期と対象者を決めてしまっていることで、前もってNPO法人睡眠健康研究所に相談でき、計画的に進められるので大きな負担もありません。SASスクリーニング検査も何年かやっていくうちに、従業員の間でも「この時期がきたね」という感じで物珍しさもなくスムーズに実施できています。


─ SASスクリーニング検査の結果はどのように活用していますか。


NPO法人睡眠健康研究所から納品された結果一覧も含めて、SAS検査の結果を各拠点のセンター長に共有しています。点呼の際に一人一人結果をみながら、眠気がないかなどを注意して確認しており、血圧測定などと合わせながら、日常的な健康起因の安全管理を徹底しています。



治療状況も領収書提出で継続確認。形骸化させない精密検査・治療のフォロー


─ SASスクリーニング検査で要精密検査となった方に対して、その後の精密検査はどのように対応していますか。


精密検査の費用は全額会社負担にしており、要精密検査になった場合は必ず精密検査を受診してもらいます。運転手はSASスクリーニング検査をやりっぱなしにするわけにはいかないので、必ず精密検査の結果も確認し「放置しない」ことを徹底しています。


─ SAS治療となった場合に、治療が継続されていることの管理はどのように行っていますか。


導入当初より、毎月の通院の領収書を提出してもらい、提出があった場合に治療費の2割を会社が補助する運用にしております。治療が継続していることが確実に把握できますし、会社が費用補助をすることで領収書提出の動機付けにもなります。ただ、それでも領収書が出てこない月があったりします。その時は、絶対に治療脱落をさせないという思いでしつこいくらいに声をかけています。

治療する病院は最初こそ会社で案内していましたが、通院のしやすさなどの懸念もあり、今は自宅周辺で好きなところに行ってもらっています。現状それによる問題は特におきていません。


─ SASの治療費の一部補助に対する社内の反応はいかがでしたか。


うちは社長が従業員の健康を非常に大切にしており、「一日でも長く健康で働いてほしい」という強い思いを持っています。そのため、従業員の健康につながる取り組みであれば積極的に導入していこう、という方針があり、SASに限らず、他にも会社で補助を出しているものもあります。基本的には、運転手の健康に直結するところは会社が負担するというスタンスです。何のためにやっているのかという会社の思いや、結局は自分のためになるということを説明しており、従業員からもありがたい制度だと声が上がっています


─ 他に通院や治療に対するサポートがあれば教えてください。


運転手は泊まりの仕事もありますし、人によっては平日が通院しやすい人もいます。平日を希望する場合は有給取得を奨励して通院しやすい環境を整えています。運転手を放置することだけは絶対にしないので、「治そうという意志を持ち続けてもらう」ことを徹底しています



言い続けることで伝わってきた。従業員の変化と手応え


─ このような取り組みを実施される中で、従業員の皆様の意識に変化はありましたか。


従業員の健康を願う思いを伝え続け、様々な施策を継続していく中で、「会社が本気で健康経営に取り組んでいるんだな」ということが、少しずつ伝わってきた実感があります。こうした取り組みは、何年か継続して初めて形になってくるものだと思います。言い続けること、施策を続けていくことで確実に変化が生まれてきています。


─ SASの治療を受けた方からはどのような声がありますか。


SASの治療をした従業員は、もれなく「やってよかった」と言ってくれます。朝スッキリする、日中眠くならない、目覚めがよくなったという声を多数もらっています。改善されたという声しか聞かないので、従業員にとっても会社にとってもやってよかったと感じています



SAS対策を軸に広がる、事故を防ぐための健康管理体制


─ SAS以外にはどのような健康施策に取り組んでいますか。


禁煙外来、禁酒の推奨、脳トレアプリ(BTOC)の毎朝実施、健康保険組合のウォーキングコンテストへの参加などを行っています。導入当初はまだ取り組みとして薄かった健康経営が、今では経営理念の柱になっています。公私ともに健康でいてほしい。従業員が健康でいることが、長く仕事を続けてくれることにも繋がると思っています。ただ、会社が終業後の生活まで全てを管理することはできません。だからこそ、健康に対する理解を深めてもらうことが大切だと思っています。

今はSAS治療は徹底できていますが、今後はSASの予防も考えていきたいと思っています。どうやるかは悩ましいのですが、例えば肥満もSASの発症原因のひとつになっていますし、食生活や運動習慣などの生活改善が根本的な解決につながる場合もありますので、健康寿命を延ばし、できるだけ快活に働いてもらえるよう何ができるかを日々考えているところです。

最後に、SAS 検査の導入をご検討中の企業様へメッセージをお願いします


SASスクリーニング検査は、1年目は手間がかかるのでは、管理できないのではと思っていましたが、慣れてしまえば最初だけです。運輸業界全体で事故削減に取り組むという観点で考えると、事故削減にもつながり、従業員の健康にも役立ちます。

成功させるためには、会社全体で熱意を持って伝え続けることが大切です。会社の思いやベクトルが伝わっていけば必ず共感してもらえます。まずは一度、取り組んでみることをおすすめします。

《 片岡運輸のSAS対策のポイント》


● SAS対策は考えていたが、重大事故が導入の決め手になった

● 会社の思いと安全配慮の必要性を伝え続けることが大切。安全統括部長が熱意をもって説明したことが従業員の理解に繋がった

● SASスクリーニング検査の実施時期、実施対象者をあらかじめ決めておくことが効率的な運用になる。事前の相談でスムーズに実施

● 精密検査は会社補助とすることで、必ず受けてもらえる仕組みを構築

● SAS治療は毎月の領収書の提出と一部補助で治療継続を徹底し、絶対に放置しない

● 治療した従業員はもれなく「やってよかった」。施策は続けることで形になる

● 運輸業みんなで事故を削減していきたい

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